ベンチャー企業の経営者達


私は15年前に大阪で「秀吉会」(現在も継続しています)という若手経営者が集う会を発足させ、
それ以来ベンチャー企業と呼ばれる企業の経営者と数多く知り合っております。

現在はEOというアントレプレナー(起業家)が集う世界的起業家集団の日本チャプター
(日本支部で185名の会員※平成21年12月現在)の副会長をさせていただいております。

事業を起こしたものだけが集まる空間はとても熱く、議論が尽きることなく語り合う時も多々あります。
この17年間でベンチャー企業と呼ばれる創業間もない企業には
何回かの不況と好況の波があり、もてはやされた企業も数多くありました。
しかし、今はもう存在しない企業の経営者の方もおられれば、
東証一部まで行かれた経営者の方もおられます。

また、全く浮き沈み無く彷徨っておられる方もいらっしゃいます。
私はそのような方々の個々人の行く末については全く興味が無いのですが、
どういった考え方の経営者がどうなるのかということには大変興味を持って見ております。
その中で、これだけは当たっていると自負している見方があります。
それは『変われる人か?』だと思っております。

経営とは面白いもので教科書通りにやっても成功するものではありません。
成功や失敗の要因は、ビジネスモデルもさることながら時代や世の中の流れ、
人の流れや人を引き付ける力、企業に来てもらっている方の経験や考え方、
教育の仕方、経営者自身の健康状態など言い出したらきりが無いのは言うまでもありません。
理屈や知識だけではどうやっても超えられない壁も数多く存在します。

たくさんの経営書を読み漁ったところで、ベストな判断が出来る本は存在しないのです。

私は様々な場面で活用できる情報として唯一活きてくるものは、
先輩経営者の経験のシェアーであると思います。
例えば先日EOの会合でイトーヨーカドーの伊藤名誉会長にお越し頂き、
講演をされた内容は「好景気のときに会社が儲かる、
そして不況になれば社員が真面目になる」でありました。

誰よりも多くの経験を積まれた大経営者が言われる言葉には重みがあり、
不況の見方を一気に変えてくれるものです。その話を聞いた多くの若手経営者は、
瞬時に社内教育を徹底させるプログラムが頭の中で働き出すのです。
実に面白い経験のシェアーだと思います。
今後もたくさんの経営者が情報を出し合い、先輩方の経験をシェアーさせていただき
経営判断に活かしていきたいと考えております。