営業は、自分という商品を売り込むこと

佐藤
入社してもうすぐ4年だけど、一番印象に残っていることは?
高橋
特別なことよりも、係長に任命されたあとの“日頃の業務”ですね。係長になったからといって、すぐに全体を見ることができるわけではないと思ったので、評価されていた“通常業務の正確さ”を意識して仕事に取り組んでいました。
佐藤
具体的には、どんなところを意識していたの?
高橋
振り返りですね。明日お客さんが電気を100使うのか、それとも90使うのかという判断をするのですが、なぜその判断をしたのかという理由を、しっかりと記録に残すようにしていました。
佐藤
その正確さが、他にも活きていることはあるのかな?
高橋
係長になる前の話ですが、当時利用されていた予測システムよりも、精度の高いシステムを自分で作ったことでしょうか。いま思うと、自分で疑問を持って解決していくという癖付けが、今の立場になっても続いているのかもしれませんね。
村田
僕は、自分のなかで転換点になっていることの一つに、営業の電話があります。当時は新築マンション向けの営業担当をしていたのですが、何にも考えることなく、過去の担当者がやっていたことを同じように繰り返していました。そのとき、先輩社員から、「それで営業している意味あるの?」って言われて、「ハッ」と気付かされました。全然、頭を使ってなかったと反省しましたね。
佐藤
それをきっかけに、どう変わったの?
村田
“自分という商品”を知ってもらうために営業活動をしようと、考え方が変わりましたね。そのように考え方が変わると、自分で積極的に仕事をしようと思うようになってきて、仕事そのものに対しての考え方も変化していきました。

急成長している2人がぶつかり、壊してきた壁

佐藤
仕事の中で壁にぶつかることはあった?
高橋
僕の場合、入社すぐですね。営業に配属されていたのですが、他部門である管理部のシステムがもっと効率的に運用される仕組みがないのか、とずっと考えていました。他部門で、かつ新人の僕が、社内にどうやって発言をするかということは悩みましたね。今でも、営業部の意見と管理部の意見の中からいかに最適な答えを出すかに悩むことはありますが、あるべき姿を頭に描いて、自身の壁を壊すことができていると思っています。中央電力は、部門の垣根を超えて、もっと良くしていこうという社風も後押ししてくれていますね。
村田
何か新しいことに取り組む前は、常に壁にぶつかっていましたね。例えば、いまの部署に異動する直前に、法人営業を担当しながら、中央電力ソリューションで管理部のシステム開発を手伝っていました。そのとき、「このシステムがなければならない」という現状を目の当たりにして、自分1 人ではどうしようもないので、周囲の人に助けてもらいながら、一つひとつ課題を解決してきました。
高橋
それと、中央電力という会社が、電力事業におけるプレーヤーとして勝ち進んでいくにはどうすればいいのかも考えるようにしています。
村田
それは僕も同じですね。中央電力の事業は、今まさに外部の環境変化が激しい時期です。その変化のなかで先走らず、かといって動かないというのも意味がありません。企業として進んで行くべき方向を考えるのは、中村社長をはじめとする役員陣だけではないと思います。僕たちも主体的に頭を働かせていかないといけませんよね。

仕事に向き合って成長する

佐藤
そこまで企業目線を持っているのは頼もしいね。二人は入社当初から、そんな感じだったの?
村田
いえいえ。入社した直後は、自分の仕事の範囲を自分で勝手に区切っていました。中央電力ソリューションの管理部に異動してから、目の前にある課題を解決していく中で、自分の部署だけではなく、会社全体で見たらどうだろうという意識が芽生えてきました。今では自分が直面している課題でも、一歩引いて会社全体の視点が持てるようになりました。他人の範囲でも一緒に解決に向けて取り組むようになったので、いまは会社にある問題解決そのものが、自身の仕事と捉えるようになっていますね。
高橋
僕も、過去を振り返ると、今とは全く違いますね。仕事に対してドライな考え方を持っていました。仕事を任されたり、努力が結果につながったりすると嬉しいと感じるようになって、今のようなモチベーションで仕事に取り組むようになりました。自分にとって仕事が好きなことになったのかなと、思います。

人を育て、会社と自分を成長させたい

佐藤
係長になって、いろんな仕事を任されるようになってきたと思うんだけど、5年後、10年後の自分をどう考えているの?
村田
僕は、人を育てていきたいと思っています。いろいろと仕事をしていくうちに、自身の仕事の範囲がわかるようになってきて、自分と同じくらい、もしくはそれに次ぐ人を育てなければいけないという危機感をも持つようになりました。自身の経験が共有できて、同じような意識をもった人がそれぞれ目の前の課題に取り組んでいけば、会社も個人も成長を続けていけると思います。僕自身もそういった人を育てながら、負けないように引っ張り続けられる経営層になりたいですね。高橋くんはどう?
高橋
実は僕も、同じように人を育てることに課題を感じていたところです。人によって、成長速度やモチベーションもバラバラなので、人を育てることの難しさを実感しています。僕と全く同じ人ができる必要はなくて、その人が持つ強みを伸ばしたいので、その人にあった適切な教育を選べるようになりたいですね。教育ができて、自分のモチベーションを維持していくためにも、ゆくゆくは社長になりたいと思っています。
村田
確かに、物事や事象を理解するってことは比較的簡単ですが、人を理解することって難しいですね。人にはそれぞれバックグラウンドがあるので、それを自分なりに解釈してアプローチしていくのですが、そのアプローチ方法は人によって違います。そこが人を育てる上でのいちばんのポイントではないかと思います。
高橋
適切なアプローチができれば、“自分ゴト”として仕事が見えるようになって、モチベーションも上がりますしね。そうすれば、ビジネスの仕組みを積極的に把握できるようになって、本質的なことが見える好循環につながっていきます。そういうメンバー教育を今後もやっていきたいですね。

AFTER TALK インタビューを通じて

自分が彼らの年だった頃を振り返ってみると、同じようなことも言えず、まだまだ流れに任せて仕事をしていました。若い彼らがこんなに頭を使って、会社のことまでを主体的に考えてくれることは、こころ強いですね。一方で、突き上げられる気持ちもヒシヒシと感じていますので、僕自身も勉強を続けて、いつまでも魅力的な先輩でいたいですね。