コラム 電力自由化後に見えた一括受電のメリット

電力自由化後に見えた一括受電のメリット

2000年に開始された電力自由化を背景に、中央電力が国内で最初に事業化したマンション一括受電。マンションの課題に向き合い続け、今では約16万世帯のお客さまにご利用いただいています。2016年の4月の電力小売全面自由化後に見えてきた、マンション一括受電サービスの変わらないメリットを、新しく加わったサービス内容とともにご紹介します。 ※2017年3月時点

「一括受電」が生まれた背景

中央電力がマンション一括受電を開発した背景には、2000年から始まった電力自由化がありました。この段階での電力自由化は特別高圧と高圧に限られたもので、恩恵が受けられたのは電気使用量の多い大きな工場やデパートなど、産業用や業務用の大規模施設に限られていました。
当時、中央電力の事業対象は商業ビルとマンションでしたが、両者を比べたとき同じような規模の建物でありながら、商業ビルは安価な高圧電力を使用でき、一方マンションは、高圧電力と比較して割高な低圧電力を使用していました。
「マンション全体で受変電設備を導入して高圧受電に切り替え、電力を一括購入すれば電気を安く供給できるのではないか」
この問いかけから生まれたマンション一括受電は、中央電力により2004年に事業化され、第1棟目となった東大阪市の賃貸マンションにおいて、日本で初めての一括受電による電気料金の削減が行われました。

マンションの課題を解決して16万世帯のお客さまへ

日本初のマンションの電気料金削減は、賃貸マンションの各世帯の電気料金を安くする「専有部削減プラン」でした。
その後、分譲マンションへの導入を進めるなかで、管理組合さまの課題に向き合うことで生まれたのが、廊下やエレベーターなどの共用部分に焦点を当てた「共用部削減プラン」です。
共用部プランは、各ご家庭の電気料金の割引分を共用部の割引に充当するものです。例えば、200世帯ほどのマンションでは共用部の電気料金が年間で250万円以上になるケースも少なくありませんが、共用部プランの導入により、都内のあるマンションでは年間の電気料金が約150万円削減され、5年後の大規模修繕のための修繕積立金への補填として750万円の資金が生み出されました。
この共用部プランがマンション全体の課題を解決するものとして、既存マンションを中心にご好評をいただき、多くの管理会社や管理組合から中央電力の一括受電が注目されるようになりました。またその後、2011年から相次いだ電気料金値上げの対策として一括受電をご活用いただくお客さまが増え、一括受電はマンションの電気料金削減の手段としてスタンダードな存在となっていきました。そして、第1棟目の導入から13年後の2017年には、おかげさまで約2000棟、16万世帯のお客さまにご利用いただくまでになりました。

2016年の電力小売全面自由化

2016年4月に低圧電気需要家まで全面自由化され、ご家庭や商店などを含めたすべての電気の使用者が、電力会社や料金メニューを自由に選べるようになりました。

この電力自由化を受け、電気・ガス・石油などエネルギー関連にとどまらず、携帯電話、ネット通信、ケーブルテレビ、鉄道、旅行会社などさまざまな分野から参入した新電力が登場し、2017年4月には約390社が小売電気事業者として登録しています。
中央電力グループも、2015年に中央電力エナジーが小売事業者として電力販売を開始したことに続き、2016年10月には中央電力本体が小売電気事業者となり、より安い電気の供給を本格化しています。
その一方、これまで大幅に導入戸数を伸ばしてきたマンション一括受電は10年間といった長期の契約が中心のため、電力全面自由化を控えた2015年から2016年は、導入の検討をこれまで以上慎重にされるマンションが出始めました。
「これから電力が全面自由化になるのに、自由化の前に一括受電を導入しなくてもいいのでは?」
「新しい電力会社の方が、もっと電気料金が安くなるのでは?」
まだ見ぬ電力全面自由化への期待と自由化前に一括受電を導入することへの不安により、マンション管理組合での検討が進んでいたにもかかわらず、保留や取りやめにされるお客さまも見られました

電力自由化後に改めて見えてきた一括受電の優位性

しかし、電力自由化から1年以上がたった今見えてきたことは、電気小売事業者の提供するプランは、月の使用量が300kWh以上ないとメリットが出ないということでした。
一方、マンションに住む多くのご家庭の月使用量は300kWh未満のため、300kWh未満の使用量でも電気料金の削減メリットが出る一括受電に優位性があります。

自由化を前に契約を見送ったマンション管理組合でも、実際に小売電気事業者のプランでシミュレーションした結果、電気料金が下がらないことがわかり、一括受電の契約検討を再開されるケースも出始めました。
自由化を迎えるにあたり、いったん懸念されたマンション一括受電が、実はマンションにとっては最も電気料金を削減できるサービスであったことがあらためて明らかになっています。
少ない使用量でのメリットはもちろんですが、多い使用量の場合のメリットもあり、マンションにとって一括受電は、電気使用量に関わらず電気料金削減を長期で計画できる安定した方法であるといえるでしょう。

電気料金削減をお好きなスタイルで。お客さまに沿ったサービスのご提供

中央電力は、電力自由化と同時に、マンション一括受電サービスを「マイスタイル+プラス マンションエネルギーシェア&セレクトサービス」にリニューアルしました。

「マイスタイル+プラス」は、マンションの共通項である『共通のコミュニティで暮らしている』ことが強みとなる点が特長です。マンション全体で有利なエネルギー調達を行うことにより、従来の一括受電に加え+αの削減が可能になります。

自由にセレクトできる付加価値・優待のサービスラインナップは様々です。
「マイスタイル+プラス」は、従来の一括受電での専有部・共用部への電気料金削減(一括割)に加えて、専有部分への2%削減(基本割)が標準で適用されるサービスですが、ライフスタイルによって自由にセレクトできる付加価値・優待サービスを利用いただくことで、電気料金の追加割引や優待が受けられます。

例えば家事代行大手ベアーズ社と提供する「+おそうじ割」は、家事代行やハウスクリーニングをご利用いただくと翌月の電気料金が最大5,000円(税込み)割引きになります。

その他、通信(高速インターネット)とのセットで毎月の電気料金が追加で3%割引きされる「+ヒカリ割」やインテリアショップKEYUCAで優待価格でお買物ができる「+インテリア割」など、多彩でユニークなサービスを取り揃えております。

マンションは、居住者さまのニーズやマンション全体での電気使用量の違いなど、それぞれ特徴がありますが、中央電力はマンション1棟、居住者さまお一人おひとりに寄り添い、それぞれ最適なメリットをご提案いたします。

電力自由化後もマンションにとって最もメリットの出る一括受電を、さらに楽しく自由に。

実際の活用事例や削減の内容は「マイスタイル+プラスをもっと知る」をご覧ください。

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